社外の人と大容量ファイルを共有するときのサービス7選

こんにちは。たび男（@tabio1122）です。

HP制作会社で働いていると社外の方と仕事をする際にファイルのやり取りが必要になるときがあります。
僕自身も前職でwebディレクターをやっていたので頻繁にお客さんとデジタルデータのやりとりをしてました。

僕「●●日までにホームページに使用したい画像を送ってくださいねー」

後日、、、

お客さん「準備できたのでメール添付で送りますねー」

僕「重い、重い、重すぎるーー。（20MBの画像ファイルを添付で送らないでよ（泣））」

例えばこのような画像ファイルのやりとり。

画像ファイルは基本的に容量が大きいデータですのでメール添付でやり取りするのは危険です。

では、なぜ危険なのか？
大容量の添付ファイル送信は、メールサーバーに高負荷を与えます。メールサーバーがその高負荷に耐えられなければ、サーバーダウンといいう事態を引き起こす可能性だってあります。

そうすると、添付ファイルが送れないどころか、同じメールサーバーを使っている人全員がメールのやり取りが出来なくなります。

クライアントに大事なメールが送れなかったり、社内で必要な情報が共有できなかったり、お客様からの問い合わせメールの確認や対応が遅れたり。

更に、メールサーバーとwebサーバーが同じだった場合、ホームページも表示されなくなってしまいます。
これがECサイトだったら、どれだけ被害が大きくなるか想像がつきますよね。

では、社外の方々とファイルを共有する際に、ストレスフリーでメールよりももっと効率の良い方法はないのでしょうか。

方法は大きく分けて2つある

大容量ファイルを外部の人と共有する方法は大きく分けて2つあります。

• ファイル転送サービス
• クラウドストレージサービス

大容量データのやりとりが数えられる程度の場合にはファイル転送サービスを、頻繁にデータをやりとりする場合にはクラウドストレージサービスをオススメします。

そして現在は、それぞれに対して様々なサービスがリリースされていますが、料金面や使いやすさ、セキュリティ面などに注目して、使い勝手の良いサービスをピックアップしていきます。

ファイル転送サービス

1.宅ふぁいる便

宅ふぁいる便は個人的によく使わせてもらっているサービスです。

宅ふぁいる便には以下の3つのサービスがあります。

• 簡易ファイルアップロード（300MB、会員登録不要）
• プレミアムファイル送信（300MB、無料会員登録）
• ビジネスプラスファイルアップロード（2GB、月額500円＋税）

この中でも特にオススメなのがプレミアムファイル送信です。
会員登録は必要ですが、無料、アドレス帳あり、開封通知、ダウンロード通知など非常に便利な機能が備わっています。

特に、開封通知やダウンロード通知は重宝していますね。
送信したファイルを相手が開封してダウンロードしてくれたかをメールで教えてくれます。

2.ギガファイル便

ギガファイル便はその名の通り、超大容量のデータを送りたいときにオススメです。
会員登録不要でなんと10GBまでデータを送ることができます。
使い方も非常に簡単ですので僕も一時期使ってましたが、広告がうるさくて最近はあまり使っていません。

3.firestorage

firestorageも会員登録なしで使える便利なサービスです。
容量も1ファイル250MBまで転送できます。

また、保存期間も任意で選べるのは良いなと思います。
僕の周りではfirestorageを使っている人が多いなーと印象です。
実際にお客さんから大容量ファイルが送られてくるときはfirestorageが一番多いです。

クラウドストレージサービス

4.Dropbox

Dropboxといえば、クラウドストレージサービスのなかでも抜群の知名度とユーザー数を誇っています。

無料で利用できる容量は2GBと、ほかのサービスと比較しても最小クラスですが、ファイルの保存はDropboxのフォルダに入れるだけで自動保存されるので、非常に使いやすい点が魅力となっています。

また、間違って削除したファイルも復元機能があるので安心ですね。

Dropboxには他のサービスと同様にビジネス版も用意されており、こちらはセキュリティ保護されたファイル共有とストレージサービスが利用できます。

Dropboxを使うときに気をつけていただきたいことが一つ！
これは僕自身もけっこうやっちゃうんですが、ファイルをDropboxのフォルダにドラッグ＆ドロップするとパソコン上のファイルは消えてしまいます。

ですので、Dropbox内に容量を空けるために該当のファイルをバックアップを取らないままうっかり消してしまわないように注意してください。

5.Google Drive

Google DriveはGoogleが提供するクラウドストレージサービスです。

Googleアカウントを持っていればすぐに利用できますので、Gmailやドキュメント、スプレッドシートなど、他のGoogleサービスとの共有が簡単なのが特徴です。
フォルダはもちろん、ファイルごとにも権限管理が可能な点は非常に便利な機能です。
しかも、無料プランでも15GBまで使用可能、有料プランについても1TBを月額1,300円で使える安さも魅力になっています。

マイナス面は、利用する際に「アップロードしたファイルの利用権をGoogleにも与える」へのチェックが必要になりますので、これを承知の上で使用する必要がありますね。

6.OneDrive

OneDriveはマイクロソフトが提供するファイル共有サービスです。こちらもマイクロソフトアカウントがあればすぐに使えます。

作成したファイルの公開範囲の設定や、相手を限定してフォルダを公開・非公開にできるほか、数あるファイル共有サービスの中でも、WordやExcelといったオフィス文書を保管するのに適しています。

各フォルダにはURLがついており、URLで共有することができるので、特定の相手とすぐにファイルを共有したいときには非常に便利です。また、無料で15GBまで使用できるので余裕をもって使用することができますね。

7.Box

日本では馴染みが薄いですが、Boxは4,100万以上のユーザーと74,000以上の企業が採用しています。

特徴はファイルの共有が主な目的ではなく、クラウド上で仕事を進めていくための共同作業的プラットフォームとして機能している点です。
Boxを使えば場所、デバイス関係なく、ほかのユーザーとリアルタイムに文章作成、編集、レビューができます。

無料で10GBまで使用可能、無料版は同期、共有機能のみですが、有料版には期限の設定やファイルのロック、アクセス統計機能なども用意されています。保存したファイルが暗号化されることも特長ですね。

まとめ

どのサービスにも当然、一長一短ありますのでご自身のニーズに合わせて使ってみては如何でしょうか？
また大容量データを送ってもらう場合は、あらかじめクライアントにこういったサービスを教えてあげることをオススメします。

個人的には、ファイル転送サービスなら宅ふぁいる便が、クラウドストレージサービスならDropboxが無料で十分使いやすいサービスだと思っています。